某博士課程のblog 2

私立6年制薬学部卒,博士課程進学者のblogです.記事の前にカテゴリ中のprofile(随時更新)をご覧いただきたいと思います.

薬学6回生2013の読書記録からおすすめ5選!

Books

今日は薬学生のためになるかは分かりませんが,

僕の2013年の読書記録(45冊)から

おすすめを5つ選びたいと思います.

 

5.考える脳考えるコンピューター ジェフ・ホーキンス

4.「新しい働き方」ができる人の時代 セス・ゴーディン

3.日本語が亡びるとき 水村美苗

2.人間はいろいろな問題についてどう考えていけばよいのか 森博嗣

1.喜嶋先生の静かな世界 森博嗣

 

 


5.考える脳考えるコンピューター ジェフ・ホーキンス

 

 

考える脳 考えるコンピューター

考える脳 考えるコンピューター

 

 

人間の脳とコンピュータの違いについて,

興味がある人なら読めると思います.

さらに,研究のプロセスについても

参考になる点が多いので,おすすめです.

脳の大脳皮質は部位ごとに役割は異なるが,

全て均一な構造体,極めてシンプルです.

Everything should be made as simple as it is, but not simpler. byA.Einstein.

全ての物はできるだけシンプルに作られるべきだ,

しかし簡素化であってはならない. 

以前の記事に書評を書いているので参考までに

書評2 (review2)「考える脳 考えるコンピューター 」

2回レビューを書くって面白いですね.

あぁ,本当に残っているのはコレかって感じです笑

 

4.「新しい時代の働き方」ができる人の時代 セス・ゴーディン

 

「新しい働き方」ができる人の時代

「新しい働き方」ができる人の時代

 

 

これから世の中はどうなっていくのだろう.

とりあえず資格があれば...

そう考えて薬学部に来た人も多いと思います.

だが,これからはそんな時代ではない.

誰もが変化を迫られ,発信していく能力が問われる.

大ヒットはなく,

ロングテールがこれまで以上に注目される.

セルフブランディングについて書かれた以下の書籍も

あわせてどうぞ

特に何をしてよいか分からない一年生に

読んでもらいたい本です.

こういう目線で自分を磨いていくといい.

 

ME2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」

ME2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」

 

 

 

3.日本語が亡びるとき 水村美苗

 

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

 

 

今日挙げた本の中で一番異質かもしれません.

読むのがたいへんかもしれませんが,

読んでよかったと思える本です.

日本語は特別です.

ふらんす,フランス,仏蘭西

どれも違うニュアンスを与える.

本は読まれて初めてそこに存在する.

日本語を大切にしたひ,そんな気持ちが芽生えます.

 

これも以前にレビューを書いているので参考までに

書評3 (review 3) 日本語が亡びるとき 水村美苗

 

2.人間はいろいろな問題についてどう考えていけばよいのか 森博嗣

 

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)

 

 

僕が好きな森博嗣さんの新書の1つです.

大げさに書いておくと,

みんなこんな風に割り切ればいいのに

と思ってしまうくらいです.

この人は,余計な事は考えないなと思います.

嫉妬とか不安とかがない.

本人もどこかで書いていますが,子供のようです.

他にも紹介したい新書はいっぱいあるので,

コメントしていただければおすすめします.

 

1.喜嶋先生の静かな世界 森博嗣

 

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

 

 

実は森博嗣さんの小説はこれ以前に数冊読んだきり,

面白くないと手にとりませんでした.

twitterで理系の方が全ての院生にと薦められていたので

読んだ本です.

一度合わないと判断したことが誤りである好例ですね.

この人はダメだ.

なんて決めつけるのは,ホント早いですよ.

 

話は静かに研究が語られています.

研究の素晴らしさと研究する人の感情は

同意できることが多いです.

帯に人生を変えられると書いてありましたが,

まさに人生を変えられました.

それが良いか悪いかは分かりませんが,

変わるきっかけの1つになったと言わざるを得ません.

この静かな世界のような研究は,

情報や人が錯綜する現実世界,気が多い自分では

難しいと今は感じています.

変わってから分かる.

言い換えれば変わってからしか分からない.

他者に影響を受けやすい自分の性格の明暗を浮き彫りにした一冊でした.


 

 

45冊しかないので,5冊選ぶのは難しいかと思いましたが,

意外とすぐに選べました.

押し付けがましい性格のようです笑

 

なお本を読む場合は,崇拝・反抗・衒学を捨てることが

大事です.

以前の記事を参考までに

読書レシピエント&ドナー(reading book recipient & donor)

とりあえず,図書館で全部借りて

流し読みするのをおすすめします.

 

先日の記事

薬学6年間を終えて後輩に伝えたい5つのこと

が日本ブログ村の注目記事1位を獲得しました.

薬学生ブログが94サイトしか登録されていないので,

そう難しいことではないみたいですが,

やっぱり自分の記事が読まれるというのは

嬉しいものです. 

是非,コメントお待ちしております.

 

 

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以下、2013読書記録、合計45冊

booklist2013

April

1.喜嶋先生の静かな世界 森博嗣

2.常識にとらわれない100の講義 森博嗣

3.科学的とはどういう意味か 森博嗣

4.大学の話をしましょうか。最高学府のデバイスとポテンシャル 森博嗣

5.つぶやきのクリーム 森博嗣

 

May

6.100人の森博嗣 森博嗣

7.人間はいろいろな問題についてどう考えていけばよいのか。 森博嗣

8.半熟セミナ 森博嗣

9.工学部・水柿助教授の日常

10.大学教授の仕事 杉原厚吉

11.内蔵とこころ 三木成夫

 

June

12.胎児の世界 三木成夫

13.Out of Thin Air 恐竜はなぜ鳥に進化したのか 絶滅も進化も酸素濃度が決めた 著 ピーター・ダグラス・ウォード 訳 垂水雄二

14.ゲーテ形態学論集・動物篇 ゲーテ 木村直司

15.ゲーテ形態学論集・植物篇 ゲーテ 木村直司 編訳

 

July

16.変身 フランツ・カフカ 中井正文

17.だれが原子をみたか 江口 洋

 

August

 

September

18.科学者という仕事 独創性はどのように生まれるか

19.メディア・コントロール 正義なき民主主義と国際社会 ノーム・チョムスキー 鈴木主税 訳

20.チョムスキー 田中克彦

21.まずはこの一冊から 意味が分かる統計学 石井俊全としあき

22.統計学 藤井良宣

23.沈黙の春 レイチェル・カーソン

 

October

24.脳研究の最前線 下 脳の疾患と数理 理化学研究所 脳科学総合研究センター 編

25.「細胞シート」の奇跡 人はどこまで再生治療できるのか 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所所長 岡野光夫

26.ニッチ構築 忘れられていた進化過程 F.John Odling-Smee Kevin N. Laland Marcus W. Feldman

27.粉と粒の不思議 先端技術を支える粉体の科学 三輪茂雄

28.奇跡のモノづくり 江上 剛

 

November

29.「新しい働き方」ができる人の時代 セス・ゴーディン 神田昌典

30. スティーブジョブズ1 ウォルター・アイザックソン 井口耕二

31. スティーブジョブズ2 ウォルター・アイザックソン 井口耕二

32. スティーブジョブズの流儀 リーアンダー・ケイニー 三木俊哉

33. 日本語を反省してみませんか 金田一春彦

34. われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか

35. ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 クリス・アンダーソン

36. 営業マンは理系思考で売りなさい 菊原智明

37. 小が大を超える マーケティングの法則 岩崎邦彦

38. そういうものだろ、仕事っていうのは 重松 清 野中

39. Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」 ダン・ショーベル

40. 「雑巾がけ」から始まる禅が教えるほんものの生活力 有馬頼底

41. 脳を鍛える読書のしかた。 文章を読んで,聴いて,書けば,脳は成長する. 茂木健一郎

42.  日本語を反省しませんか. 金田一春彦

43. 「思考」を育てる100の講義 森博嗣 

 

December

44. プロセス・アイ 茂木健一郎

45.考える脳、考えるコンピューター  Jeff Hawkins with Sandra Blakeslee , On Intelligence