某博士課程のblog 2

私立6年制薬学部卒,博士課程進学者のblogです.記事の前にカテゴリ中のprofile(随時更新)をご覧いただきたいと思います.

コンパニオン診断薬やopenPCRの話

今日は実験しつつ,大学院の課題を少し進めた.

 

コンパニオン診断薬という言葉を聞いたことがあるだろうか.

分子標的薬と同時に開発が推奨される診断薬で,

遺伝子変異を検出するものだ.

例えば,イレッサ®(ゲフィチニブ)であれば,EGFR遺伝子変異陽性の患者に

適応が限られ,遺伝子検査が必要だ.

最近では抗メラノーマ,ゼルボラフ®(ベムラフェニブ)と同時にコバスという

BRAF-V600E遺伝子変異の検査薬が同時に発売されている.

 

このような変異を調べるよう各自課題を与えられたわけだが,

遺伝子について調べていくうちに寄り道してしまった.

今や目的の遺伝子の配列は簡単に検索でき,プライマーの設計も簡単にできるらしい.

プライマーの設計(1/3) :: U-runner's View|yaplog!(ヤプログ!)byGMO

 

さらに増幅するPCRも10万で買える.

logmi.jp

流行りのバイオハックというやつだけど,

薬剤師でこんなもん作る人がでてきたら面白いと思う.

 

下記は,以前読んだバイオハッカーに関する書籍です.

実際に海外では多数いるようで,実例をあげて書かれているので興味ある方はどうぞ.

バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック!

バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック!