コンパニオン診断薬やopenPCRの話
今日は実験しつつ,大学院の課題を少し進めた.
コンパニオン診断薬という言葉を聞いたことがあるだろうか.
分子標的薬と同時に開発が推奨される診断薬で,
遺伝子変異を検出するものだ.
例えば,イレッサ®(ゲフィチニブ)であれば,EGFR遺伝子変異陽性の患者に
適応が限られ,遺伝子検査が必要だ.
最近では抗メラノーマ,ゼルボラフ®(ベムラフェニブ)と同時にコバスという
BRAF-V600E遺伝子変異の検査薬が同時に発売されている.
このような変異を調べるよう各自課題を与えられたわけだが,
遺伝子について調べていくうちに寄り道してしまった.
今や目的の遺伝子の配列は簡単に検索でき,プライマーの設計も簡単にできるらしい.
プライマーの設計(1/3) :: U-runner's View|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
さらに増幅するPCRも10万で買える.
流行りのバイオハックというやつだけど,
薬剤師でこんなもん作る人がでてきたら面白いと思う.
下記は,以前読んだバイオハッカーに関する書籍です.
実際に海外では多数いるようで,実例をあげて書かれているので興味ある方はどうぞ.
- 作者: マーカス・ウォールセン,矢野真千子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 16人 クリック: 334回
- この商品を含むブログ (13件) を見る