某博士課程のblog 2

私立6年制薬学部卒,博士課程進学者のblogです.記事の前にカテゴリ中のprofile(随時更新)をご覧いただきたいと思います.

大企業=安定志向のおもんない奴と思ってたけど,この記事読んで少し変わった

MeetingRoom

 

はてなブログに移転したので,何件かブログを回っていました.

その過程で大企業について書かれているものを発見したので

今日はそれを紹介します.

 

昨日の記事にも表れている気がしますが,

自分はベンチャー思考だと感じていました.

自分の好きなことを自由にしたいという感情があります.

 

梅田望夫さんの記事(少し記事は古い点には注意が必要かもしれないが)は,

ベンチャーと大企業の典型はこんなにも違うものかと

驚愕すると同時に共感できます.

2007-04-02 - My Life Between Silicon Valley and Japan

 

梅田:

僕は「朝起きてから寝るまで、自分のしたいことをする、それが365日続く、自分の時間を完全に自分でコントロールしたい」、そういう願望というのかな、それが昔からあって、そんな生活をいつか実現したいゴールとしてイメージしているわけだけど・・・・

大手企業・某君: そんなこと生まれてから一度も考えたことないよ。だって毎朝会社に行くだろ。何が自分に起きるかわからないんだよ。それが面白いんじゃない。大きい会社であればあるほど色々なことが起こる。それに対処するのが面白いんだよ。転勤が急に決まるのが嫌だとかだってぜんぜん思ったことないよ。だって自分からじゃあ絶対に暮らしたいと思わないようなところで生活する機会が急にわが身に降りかかってくるわけでしょ。面白いじゃない。

梅田: へえ、大企業が好きなんだね。

という具合だ。こんな会話のバリエーションエンジニアの人でも同様にある。「自分が作りたい作品が作れない」なんてことに悩んだことなんかない、という超優秀エンジニアとか、日本大企業にたくさんいる。

 生まれてから一度も考えた事がないなんて信じられませんが,

こういう人もいるのですね.

何が起こるか分からないのを楽しむ点は共感できますが.

最後の「自分が作りたい作品が作れない」というのは,

基本的に自分にできる仕事が回ってくるということでしょうか.

 

さて,紹介したいのはこちらです.

 

GoTheDistance - 大企業で働くということ

就職がまだの学生に読んでもらいたい記事です.

少し長いですが,リンクも合わせて読むことで

大企業で働くことが少しイメージできると思います.

 

僕の発見としては

 

大企業にも仕事を生み出す人が2割いて,

その人たちはベンチャー企業の社員のようなマインドを持っている.

かつ下に大勢の社員を抱える彼らは非常に優秀であること.

その人たちとのパイプができるメリットがあること.

ベンチャーは社長の恣意で,大企業はルールで動いているということ.

 

 優秀とかパイプとか曖昧なので,また書き直すかもしれません.

 

また,これははてなブログの特徴かもしれませんが.

人気記事では議論が巻き起こりますね.

下記のコメント見て,中小って以外と人間関係めんどいかもって思いました.

 

特に学生の人に知って頂きたいのですが、

中小企業ほど権謀術数が必要な世

界です。

自分自身のビジネス力以外の能力(たとえばゴマすり能力など)で

給料も待遇もあげられる世界です。

中小企業の経営者は自信の専門分野には詳しくても、

それ以外のことにはてんで素人(会計のことは何も知らないとか)だったりするので、

世間的に見ればつまらないことで経営者の信頼を勝ち得ることも可能です。

プログラマーでありながら会計の本を真面目に読んでその知識をひけらかすなど。

 

逆に大企業では専門性が重宝されます。

先ほどの例のように、プログラマーでありながら会計もかじっている、

とかは大企業ではゴミほどの価値もありません。

だって内部にはバリバリのプロの会計の人がたくさんいるんですから。

会計関係のプログラムにかかわるなら別ですが。

 

自分が学生自体に誤解していたように、中小企業は専門性を生かして働けるが、

大企業はルーチンに従うだけ、というのはむしろ逆です。

中小企業は個人の政治力が重要ですが、大企業ではむしろ職人的に働けます。

 

 博士課程の専門性を活かせるのはむしろ大企業なのですね.

自分はどっちでもいけそうな気がしてきました笑

 

とりあえず紹介したいという勢いで書きましたが,

書評しかり,人に薦めるのは難しいですね.