久々の更新 博士課程進学から9ヶ月
更新サボりすぎた.
データが出ないと焦りだすと,つい実験ばかりになってしまう.
実験,英語,スライド作り,文献調査をバランスよく回すことが
未だにできないでいる.(恥
近況を報告すると
月末に大学院のカリキュラムの一環で研究報告を
ほぼ薬学部全教員向けに行わないといけないことになっている.
1年次は2回で,7月にも同様に報告したけれど
そこから学会に出れるようなデータは出ていないので,
背景のところをしっかり伝える予定だ.(そのための文献を日々収集してこなかったことを悔いているのだが
あとは来月初旬の学内講演会に向けて,データを出すために実験といったところ.
しかし,自分の場合,検討に必要な材料を調製するのに一週間かかるので
今回の締め切りもギリギリになりそうである.
話は変わるけども友達に借りた本を読了したので紹介することにする.
「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」というタイトルだから
数名から「そんな本読んでどうするの?」って言われたけど
在宅で死を迎える人の体験記で,著者の金子さんの場合,病気の傍ら仕事をしていたので
どのように最後を迎えたのか,非常に興味があったので読んだ次第だ.
若干40歳で肺カルチノイドという稀な病気が急に発覚して,今すぐ死んでもおかしくないと言われたにも関わらずびっくりするくらい前向きな文章で書かれている.
病気と戦いながら,在宅医療で高額な治療費をある程度医師が負担している現状とその対策を考えるなど,自分にできるだろうか.
寝たきりになりながらも奥さんと二人三脚で仕事をし,葬式の段取りや遺産のことまで
考え,他人に迷惑をかけないように最後まで仕事をする姿勢に心を打たれた.
それと奥さんとの関係を凧と凧糸を持つ人に例えられていたところにも共感した.
金子さんが安心して,大空を自由に飛び回れるように,奥さんは糸を持っている.
時々,変な方向にいこうとしたらククっと糸を引っ張って軌道修正する.
こんな夫婦関係を築けたら理想だと感じた(やや自己中かもしれないが
相変わらず本の紹介がヘタクソだなと思う.
さて,スライド作りに励みます.