某博士課程のblog 2

私立6年制薬学部卒,博士課程進学者のblogです.記事の前にカテゴリ中のprofile(随時更新)をご覧いただきたいと思います.

自分の研究テーマをプレゼンするということ(薬学部博士課程)

Earth Day Presentation 

また,時間が空いてしまいましたが,

今日は先日大学院カリキュラムの一環で行われた

研究報告会について書きたいと思います.

 

まず,自分は私立 6 年制薬学部卒,4 年制博士課程の 1 年です.

私立 6 年制薬学部では修士がありませんので,

いきなり 4 年制の博士課程に進学しますので卒業すると現役生でも28歳となります.

ですので非常に志望する人は稀です.

うちの大学でも指で数えられるほどの人数しかいません.

 

さて,その特徴をいかして本学では,

教員全員で学生の指導にあたるという特徴があるようです.

全学生の発表を薬学部の教員ほぼ全員が聞くことができます.

先日の発表はそのようなものでした.

 

結論からいいますと「非常に勉強になった」ということです.

薬学部といっても,生化学,薬理学,製剤学,有機化学,薬剤学,薬物動態学など

様々な分野があります.

異なる道のプロからの意見は,各分野での研究の方向性を

色濃く表しているように感じました.

ですから研究の方向性をしっかり伝える必要がある.

その点がまだまだ未熟だと痛感しました.

 

また,専門用語に関しても別分野にはほぼ伝わらないと考えたほうがいい.

例え教授であってもです.

これからは客層に注意しながら言葉を使っていく必要がある.

その言葉に関しても,厳密に使わなければならない.

 

例えば,「あるものに摩擦をかける」と言った時

素人目には正しいように見えるけれど,

摩擦とは「現象」であって,「力」ではありません.

だから正しくない.

日本語は非常に難しく,これは研究のセンスにも通じているように思います.

物事を厳密に定義する.

曖昧さを許していてはすれ違いが起こるばかりです.

 

自分のしたくてしている研究を発表することで,

プレゼンも上達できる予感がしています.

そういう意味で発表は毎回楽しみです.

毎回,徹夜はさけられないのですが。。。(今回も発表 10  分前に1 枚スライド追加)

 

もう1つ収穫があったのを忘れていました.

小さいことですが,教授が何人も出席している発表の場で質問することができました.

質問自体は初歩的なものですが,

こういう場で臆することなく

質問できるというのは今後必要なので,慣れて行きたいところです.

座長の先生にも,自分の質問を引用されて少し自信がつきました笑

こういう小さいことを少しずつ積み重ねていきたいと思います.