某博士課程のblog 2

私立6年制薬学部卒,博士課程進学者のblogです.記事の前にカテゴリ中のprofile(随時更新)をご覧いただきたいと思います.

そこの就活に困っている薬学生,エントリーシート書く前に読んでほしい.

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タイトルにつられてきた人,ごめんなさい.

就活のアドバイスは書いていません.

進学に少しでも興味があったけど,諦めた人には読む価値があるかもしれません.

それ以外でも,進学する人の一人がこういうこと考えていますよという点は

何かしら参考になるかもしれません.

例えば,研究好きな人と付き合ってて,彼の考えが知りたい!

とか考える人とかね.

そんな人は,普通,こんなとこ来ないんですけど笑

 

 

さて,本題です.

6年制薬学部で博士課程に進学する人は少数派です.

そのため,周りからはネガティブな意見を聞く事が多い.

それは仕方のないことだけれど,

中には研究を楽しんでいるのに

「早く親孝行がしたいから」とか

「早くお金を稼ぎたいから」とか

「周りも働いているのに自分だけ」とか

考えて進学を変更する人がいるのが,少しもったいないと思ってしまいます.

 

まず,親孝行に関して,生意気に書きたいと思います.

自分が親になった時に

親孝行をしたいばかりに自分の本当に進みたい進路をとらない子供をもつのは

悲しいことだと思う.

親のことなど心配しなくていいから,自分が輝ける進路に向かって頑張ってほしいと思うのではないだろうか.

少なくとも僕はそう考えると思う.

一応書いておくが,これは親孝行をするなと言っているのではない.

 

2番目の「早くお金を稼ぎたいから」とか

これもいつでも出来る事だから特に焦らなくていいと思う.

この人たちは周りがこの年齢までお金を稼いでいなければ,

こういうことは考えないのではないかと思う.

薬学部の進路は,しばしば企業に就職しとけと言われることがある.

企業から病院,それから薬局へとキャリアを下っていけるからだ.

下ると書いたのは,逆が例外的に少ないからである.

決して職業の価値が低いから言っているわけではない.

職業に貴賎はない.

だからとりあえず企業に就職する人が少なからずいる.

私はここの会社につとめたい.この職業でキャリアを積みたいとかなら全然構わない.

でもとりあえず企業というなら間違っていると思う.

なぜなら先ほどのキャリアサイクルのスタートは企業でなく,進学という道だからだ.

進学の後でも十分企業に就職できる.

もちろん進学の間に遊べば,苦しいだろうが.

研究活動で身につける研究以外のスキルについてもう少し考えてほしい.

以下のサイトが参考になると思う.

http://engineer1989335.hatenablog.com/entry/2014/01/15/224312

進学の後,どの進路に進むにしても絶対に役に立つはずだ.

 

研究という行為は新しいものを作り出す.

自分だけのオリジナルを作るために.

それを世界に与えるために,4年間を使いたい.

 

人の価値とは,その人が得たものではなく,その人が与えたもので測られる.

The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive.

by A.Einstein