自分が勉強するようになったプロセス
人が勉強するようになるのは,本当に些細なことだと思うし,
人それぞれ異なると思う.
物心がつく前から勉強してた人もいるかもしれないけれど,
少なくとも僕は大学に入ってから自分で勉強し始めた.
今日はそのプロセスを書きたいと思う.
こういうプロセスが色んな人で書かれて共有されれば,
何か教育に発展をもたらすと思って書いている.
恐らく幼少の頃に親にいろいろやらされていたおかげかと思うが,
小学校の勉強で苦に感じたことはなかった.
しかし塾とか行き出すと少し違った.
みんなと一緒に遊びたかったから,勉強が嫌いになった.
いやいや行ってたし塾の課題に追われてたと思う.
学校内では成績優秀だったけれど,塾に行けば真ん中くらいだったと思う.
それでもその頃,親に反抗するという頭はなかったし,
気づけば中学受験で私立にいた.
今思えばたかが小学生の受験だし,
無理して上のレベル中学を受けても良かったのだが,
その当時はせっかく我慢したのに落ちることは許せなかったのだろう.
少しレベルを下げたと記憶している.
入学当初近くの席の友達が優秀だったこともあって成績は4/40くらいだった.
でもその頃も勉強していたわけじゃないから
たぶん少し学校のレベルを下げたからだと思う.
勉強が進むと小学生の内容からかけ離れ,成績は落ちることしかなかった.
高校はエスカレータで上がるから
自分の高校の入試問題もろくに解けないレベルだった.
英語に関しては最悪で教師から手遅れと言われるレベルだった笑
それでも暗記だけは得意だったから,テスト前に覚えてすむ科目,世界史とかは成績が良かった.
でもその後復習とかしなかったから自分の身にはなっていない.
気づいたら大学受験になっていて,
周りを見渡せば入学当初同じくらいの成績だった友達はみんな国公立を受けていた.
そこから焦って勉強したけれど,なんせ5年間勉強してなかったし,
そもそも受かりたいと思って勉強するのは人生初めてだったし,
思うように成績は上がらず浪人を考えた.
今考えると好きな科目だけやったり,あまり復習もせず参考書だけたまって焦っていたのが原因だったと思う.
時間だけはかけていたから,これ以上同じ科目で受験するのは嫌だったのだろう.
闇雲にでも努力して燃え尽きたから,2月末に先生から私立の後期受験を勧められて飛びついたのだと思う.
受験する時から大学では,
一から違う科目が始まるのだからやり直せば良いという感覚だった.
だから大学の授業は真面目に聞いたし,通学時間で復習した.
一年の成績は5/300だった.
これは自分の感覚からすると上出来すぎたので少し困った.
よく復習したとはいっても毎日やっていた訳ではないし,それなりに大学生活も楽しんでいたから意外だった.
3年目になる頃には全授業を真剣に聞くということはなくなった.
それでも1.2年の知識があるから教科書を読めば内容は把握できた.
そうやって試験前しか勉強しなくなった.
たぶんこのまま何もなかったら今頃勉強しない学生に逆戻りしていたと思う.
4年で研究室に配属された.
志望理由は研究分野が一番の理由ではなかった.どちらかといえば物理は苦手だった.
自分の周りにはよく勉強する友達が一緒にいて,
そのおかげで当時の成績があると思っていたから,
直感的にこいつらと離れるとやばいという中学の経験を思い出したのだと思う.
そうして研究室に配属されて,
授業では見えにくい教授の研究に対する姿勢をひしひしと感じた.
そして自分の成績なんて少ししか役に立たないことに気づいた.
研究テーマも実験方法を新規に考えるとこからスタートさせてもらったのもあって,
自分の力を試したいという気になった.
だから上手く行かずに研究が嫌になったことはない.
むしろ悔しいという思いだった.
研究に夢中になったおかげで能動的に情報を集めるようになった.
そうして集めた情報がパズルのピースにハマる瞬間がこの上なく楽しい.
論文を読んでいると直ぐには理解出来ないくらいの方法を思いつく人がいる.
時々そういうのに出くわすと楽しい.
「よくこんなこと考えるなこいつすげー」とか
自分が探している情報を見つけたときに「先にやっててありがとね」みたいなね笑
気づいたら自分で勉強していた.
卒論は実験の進め方とか先生や先輩との相談の仕方とか機械の使い方とか初めてのことばかりで困難だったし,最後まで失敗ばかりだったと思う.
でも直せば良いところはだいたい掴んだと思うから,もう一度博士課程でリベンジしたいという思いだ.
だんだん勉強するきっかけの話から外れてダラダラ書いてしまったけれど,
だいたいこんな感じです.