某博士課程のblog 2

私立6年制薬学部卒,博士課程進学者のblogです.記事の前にカテゴリ中のprofile(随時更新)をご覧いただきたいと思います.

博士課程進学予定者がプレゼンスキルを学びにいきました/役に立つTips編

Making Your Content Discoverable with Microformats with Drew McLellan 

以前の記事が日本ブログ村,博士課程注目記事ランキング1位を獲得しました.

博士課程進学予定者がプレゼンスキルを学びにいきました./とある学外セミナーにて - 某博士課程のblog 2

 

これをうけて,博士課程の人はプレゼンに注目しているのかなと安易に

予想した次第です.

自分も興味があるから,学外セミナーをうけにいったので,

この注目ランキングは参考になるかどうか試す意味で,

今日はプレゼンの記事を書きたいと思います.

 

以前の記事はプレゼンに関する事柄はあまり書きませんでしたので,

少々がっかりさせてしまったかなという思いもあります.

みなさん忙しいですからね.わざわざ本3冊も読めませんよね笑

(書籍は上記リンクで紹介しております)

 

今回はセミナーの内容を厳選して5つお届けします.

 

1.誰(Who)をなんのために(Why)どこへ(Where)つれていくか

2.1つのスライドに1つ主張

3.数値にあったグラフがある.

4.色は相手の目線をコントロールする.

5.コントラスト,間,自然体

 

1.誰(Who)をなんのために(Why)どこへ(Where)つれていくか

プレゼンを作り始める前に重要視したい事柄です.

誰に(Who)聴かせるか

聴き手の知識レベルを考えるのはよく言われる事ですが,

聴き手はどんな情報を欲しがっているのでしょうか.

聴き手の解決したい事柄を想像することで,

強調する情報が変わると思います.

次はなんのために(Why

実はこの(Why)こそ最初に決めるべき事柄です.

なんのためにプレゼンをするかです.

学会なら得られた知見を伝えるのが第一でしょうか

研究の進捗報告なら,前回と照らし合わせた今の状況,今後の展開が重要でしょう.

こんな一行で簡単に考えられるものではないと思いますから,

プレゼン作成最中にも何度も自分に問い直しながら考えなければいけません.

 

そして(Where),聴き手をどこに連れて行くか

これは自分が行きたいところ(行かせたいところ)ではない.

あくまで聴き手が行きたい場所です.

聴く前と後ではどのように変化するか,

そのプレゼンが活かされている様子を動画イメージで想像することが重要です.

 

2.1つのスライドに1つ主張

これは良く言われることかもしれませんが,

1つのスライドで主張するメッセージは1つです.

2個も3個もメッセージを入れてしますと

聴き手は混乱して,1個も受け取れないという事態が発生します.

 

3.数値にあったグラフがある.

例えば,指数値(ある値を基準に他の値のパーセンテージを決める)で,

円グラフは使えませんし,

構成比を表すのに,折れ線グラフは使えません.

伝えたいメッセージを伝えるためには,適切なグラフを考えなければいけない.

そのグラフより分かりやすい表現あるんじゃないの?

と自問自答する必要があります.

4.色は相手の目線をコントロールする.

スライドの中で3色も4色もあるとどこを見てよいかわかりません.

1色でもあちらこちらに散りばめられているとわかりません.

反対にグラフの1つだけが赤いと聴衆はそこを注目せざるを得ないでしょう.

どこに意識をもっていくか考えて色を使うということです.

 

5.コントラスト,間,自然体

これは作成時のTipsではないですが,自分にとっては最も大事なので挙げました.

非常に難しいのですが,伝えたいという情熱をもってプレゼンするということ

自分が伝えたい情報に自信をもつということです.

大学の授業でプレゼンの練習をしてもうまく行かない理由はここにあると思います.

自分の発表したいことでないと言葉にも勢いがないですよね.

そういう意味でも自分の研究テーマは愛せるものにしたいです.

 

 

 

 

知っていることもあったかと思いますが,

これを作成時に何回も振り返ることが重要だと思われます.

作りながら何度も自分に問い直したい事柄を書きました.

 

最後の最後となって申し訳ないのですが,

素晴らしいセミナーを無料で開いてくださった佐藤先生の紹介です.

 

医療人の退職理由の本音はほとんどが人間関係です.

また,医療事故のほとんどがテクニカルなミスではなく,

単なる伝達ミスや誤解から生まれています.

そういったノンテクニカルなスキルを学ぶ場が医療にないということで

活動されている素晴らしい方です.

 

佐藤先生のサイトを紹介します.

特に医療関係の学生は必見です

興味がありましたら,覗いてみてください.

Medipro!|医療にノンテクニカルスキルの教育インフラを創造する

 

 

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