コンパニオン診断薬やopenPCRの話
今日は実験しつつ,大学院の課題を少し進めた.
コンパニオン診断薬という言葉を聞いたことがあるだろうか.
分子標的薬と同時に開発が推奨される診断薬で,
遺伝子変異を検出するものだ.
例えば,イレッサ®(ゲフィチニブ)であれば,EGFR遺伝子変異陽性の患者に
適応が限られ,遺伝子検査が必要だ.
最近では抗メラノーマ,ゼルボラフ®(ベムラフェニブ)と同時にコバスという
BRAF-V600E遺伝子変異の検査薬が同時に発売されている.
このような変異を調べるよう各自課題を与えられたわけだが,
遺伝子について調べていくうちに寄り道してしまった.
今や目的の遺伝子の配列は簡単に検索でき,プライマーの設計も簡単にできるらしい.
プライマーの設計(1/3) :: U-runner's View|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
さらに増幅するPCRも10万で買える.
流行りのバイオハックというやつだけど,
薬剤師でこんなもん作る人がでてきたら面白いと思う.
下記は,以前読んだバイオハッカーに関する書籍です.
実際に海外では多数いるようで,実例をあげて書かれているので興味ある方はどうぞ.
- 作者: マーカス・ウォールセン,矢野真千子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スターラーを自作してみよう1
実はこっそりスターラーを作ってやろうかと考え中
実験室で使用者も増えてきたし,壊れたものも一台ある.
それの修理もしてみたい.
こういうのは遊びだから,実験から帰った深夜にこっそり自分の部屋でやるのがよい.
博士課程も2年目になり,当初の論文量産計画(謎)も捨て去り,
今は失敗を楽しめるようになった.
悟りを開いたのか笑(単にサボっているだけかもしれないが)
さて,マグネティック・スターラーの自作だが,
調べてみると楽勝でヒットする.
下記のサイトがおしゃれに作ってあるので,参考になりそうだ.
意外にも構造は単純で,磁石とそれを回転させるモータ,
それとつまみで抵抗を変えられる可変抵抗というアイテムが必要らしい.
今日は遅いので,明日にでも見積もって,到着までに
部屋を片付けるとしよう.
博士課程同士の会話
うちの大学は夜9時以降は裏口から出ることになっているのだが、その際に帳簿に名前を書かなければいけない。
近況報告
2月から実に半年近く更新をサボってしまった.
近況としては,7月〆切の学会へ向けて,データの取り直しをしているところです.
粉体の粒子径を訳あって小さくしたところ,あまりに上手く行かなかったので,
既存の装置を捨て,新たに装置を考案(大げさに書いたが,既存の装置の使い方を変えただけ)しました.
これがなかなか上手く行きそうで,よいデータがとれたのですが,
先生に見せるとやはり,怪しいところがチラホラありました.
やはり,学会に発表するのだから,
後になってSTAP細胞ありませんでしたではダメなわけで,
ちゃんと再現がとれるか確認中です.
そして,今日再現がとれませんでした.
原因は見当がついているので,明日,再度確認実験です.
最近はこんなの見てます笑
この人が最近何やってるか知らず,お金大好きみたいに見てる人多いですが,
結構面白い方ですよ.
本もおすすめです.
ホリエモンのQ&A vol.176~小さな1を足していこう!~ - YouTube
初ポスター作り
12時間滞在。